戦国時代に、源頼朝を支えた千葉常胤の子孫、武石宗胤(後に亘理氏と改称)が建立した光明院が涌谷へ移ったあとに建立された。頼朝から伝わり光明院の本尊だったとされる阿弥陀如来立像(黒本尊とも呼ばれる。宮城県指定文化財)がある。また、境内には樹齢700年以上のシイノキ(国指定天然記念物)、樹齢300年以上のツブラジイ(県指定天然記念物)がある。
称名寺のシイノキは、創建の頃、鎌倉武士の手によって持ち込まれたのでは、と伝えられています。高さ約14m、幹囲は地上1.6mのところで8m以上ある巨樹の姿は大迫力。このほか境内には、樹齢300年以上というスダジイもあります。シイノキに比べ幹などはひと回り小さいですが、若い分、樹勢が強く葉は青々と茂っています。こちらは平成24年(2012)に県の天然記念物に指定されています。
又遺跡で見つかった実を栽培したため古代のハスとも呼ばれています。亘理町内のため池では、ピンク色の大きな花を咲かせる「大賀ハス」が見ごろを迎えています。 宮城県亘理町にある「称名寺」のそばにある農業用ため池では毎年夏になると、大賀ハスがピンク色の大きな花を咲かせ訪れる人を楽しませています。大賀ハスは、ハスの研究家として知られる故・大賀一郎博士が1951年に千葉県の検見川落合遺跡の地層から発見したハスの実を栽培したもので、古代のハスとして知られています。寺によりますと2021年は春先からの好天に恵まれ例年より10日以上早い7月上旬から咲き始めました。ハスの花は、次々と開花を繰り返すので8月末まで楽しめるという事です。大賀ハス(オオガハス、おおがはす)は、古代のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)。
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